250GTOが65億円

20140803-091657-33417241.jpg

先日、米カリフォルニア州モントレーで来月開催予定の英オークション会社ボナムスのオークションに、フェラーリ「250GTO」が出品されるとお伝えした。今回はドイツで別の「250GTO」が6,400万ドル(約65億6,400万円)で売りに出されているというニュースをお届けしよう。

1962年から1964年にかけて39台が生産されたフェラーリの希少なレーシングカー「250GTO」。1969年には2,500ドル(約26万円)で売られたこともあるが、80年代には数十万ドル(数千万円)と跳ね上がり、それから数百万ドル、数千万ドルと高騰、2013年には自動車のオークション市場過去最高額の5,200万ドル(約53億3,300万円)で落札されている。しかし、現在ドイツで売りに出されているGTOは、それさえ上回る値段が付けられている。

ドイツの自動車販売サイト『mobile.de』に掲載されているその赤い250GTOについて、詳しい説明は書かれていない。だが、我々が以前調べたところによると、ドイツには現在2台のGTOがあり、1台はシルバーであるらしい。となると、このGTOはおそらく1962年にスイスで納車されたシャシー・ナンバー「3809GT」であり、60年代前半にヒルクライムや耐久レースで活躍した1台であると思われる。現在の所有者であるHartmut Ibing氏が1976年に購入したものだが、そのときの価格は数万ドルだったという。52年間に刻まれた走行距離はわずか1万5,000km。Ibing氏の資産運用術は見事だったと言うほかない。

もちろん、これが別の個体である可能性もあるのだが、それはともかく、この赤いボディに青い内装を持つ250GTOに現在付けられている販売価格は、4,760万ユーロ(約65億5,000万円)。これには19%の付加価値税が含まれているので、課税前だと4,000万ユーロ(約55億円)だが、それでも過去最高額(250GTOだけでなく、これまで製造された自動車史上)になる。

この価格はちょっと高過ぎると思う方は、来月8月15日に米カリフォルニア州モントレーのクウェイルロッジで開催される英オークション会社ボナムスのオークションで運を試してみてはどうだろうか? こちらに出品される250GTOには最低落札価格が設けられていないので、ひょっとしたらもっと安く手に入れられるかも知れない。しかし、もしかしたらオークションでさらに値段が釣り上がり、その様子を見ながらIbing氏も価格を上げてくる可能性もある。果たしてフェラーリ 250GTOの価値は、というか1台の自動車に付けられる値段は、一体どこまで上がるのだろうか…?

コメントを残す