450Kgのスーパーカー

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英国エレメンタル・カーズ社初の生産モデルであるエレメンタル「RP-1」の新しい情報が公開されたのでお伝えしよう。
マクラーレンやトヨタなどでF1も手掛けた経験を持つ人々によってデザインされたというRP-1は、ロードカーとして走行可能な装備や扱いやすさと、レーシングカーのパフォーマンスをミックスしたという、車両重量わずか450kgという軽量スポーツカー。つい数週間前に初めてティーザー画像が発表されたばかりで、そのときは詳しいことは公表されていなかったが、6月26日から29日まで開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で正式にデビューを果たし、その詳細が発表された。

RP1の車体は、カーボンファイバーとアルミニウムで製作されたタブの前後にサブフレームをボルトオンした構造。ペダルはF1のようにシートのヒップポイントよりも高い位置に設定され、車体底面のエアロダイナミクスが大きなダウンフォースを生み出すようにデザインされている。ハードコアなマシンに思えるが、エレメンタル社によれば、とても扱いやすいクルマにしたという。サイズは全長3,740mm × 全幅1,775mmとコンパクト。オーナーは数本のスパナとアーレンキー(六角レンチ)があればシャシーのセットアップを自分で調整することができるので、サーキットに行ったら足回りを変更し、走行が終わればまた戻してそのまま家まで乗って帰ることがも可能だ。エンジンの両側にはヘルメットやその他のレーシングアイテムを収納するスペースも設けられているという。

ミドシップに縦置きされるエンジンは、前回お伝えした最高出力280hpのレース用チューンされたフォード社製2.0リッター「エコブースト」の他に、2種類のオプションが用意されていることが分かった。一つは、フォード社製1.0リッター3気筒の「エコブースト」のアップグレードバージョン。もう一つは、サーキットでの使用に特化したホンダ「ファイアーブレード」の999ccオートバイ用エンジンだ。標準の2.0リッター・エンジンにはパドルシフト付きヒューランド社製6速シーケンシャル・トランスミッションが組み合わされ、LSD(リミテッド・スリップ・デフ)や、サーキットに合わせてギア比を変更したセットもオプションで注文できる。

まずは2015年に開催されるレースに出場する人向けに、「GT-Cup」スペックと呼ばれるレース用モデルの生産が始まり、公道も走れるバージョンは2015年の初夏に最初の納車が始まる予定だという。

アメリカでは車はイエローが売れる

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メーカーや車種ごとに中古車検索ができる米のクルマ情報サイト『iSeeCars』が、昨年度に販売された2,000万台以上に及ぶ中古車の販売価格についての調査結果を発表した。その結果によれば、価格下落率が低いボディカラーは意外にもホワイトやブラックではなく、一般的にはあまり人気のない色のようだ。最も価格下落率が低かったカラーは、イエローやオレンジで、反対に最も価格下落率が高かったのは、ブラックやグレー、シルバーだったという。
5年落ち以上の中古車の平均価格下落率をボディカラー別に見た場合、イエローが26.2パーセントだったのに対しブラックは34.4パーセントと、その違いは歴然だ。例えば、新車価格が4万ドル(約408万円)前後の一般的な車種でボディカラー以外の条件が同じ場合、5年以上経つとその価格は新車時の価格よりもイエローが1万480ドル(約107万円)値下がりするのに対し、ブラックは1万3760ドル(約140万円)のダウンとなる。

『iSeeCars』のCEO、フォン・リー氏はこの違いについて、「新車価格はどの色でも同じだが(オプションとして設定されているスペシャル・ペイントは別として)、中古車市場では中古車販売店が柔軟に価格を設定している。つまり、イエローやオレンジのクルマは全体の1.1パーセントしか存在しないため、新車時に人気が高かった色(=中古車市場でも売り物が多くなる)より、その希少性から付加価値が付くのだ」と説明する。

ちなみに今回の調査結果は、車種に関係なく当てはまるそうだ。もしあなたがこれからクルマを購入するつもりなら、無難な色よりも珍しい色のクルマを選んだ方がいいのかもしれない。

BMW 320i core発売

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BMWジャパンは26日、「320i」セダンに「BMWコネクテッド・ドライブ・プレミアム」と「ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」を装備した特別仕様車「BMW 320i Core」を150台限定で発売すると発表した。後述するが実はこれ、かなりのお買い得。3シリーズ・セダンの購入を考えていた方はショールームへ急いだ方がよろしいかと。 BMWの320iといえば、1970年代に登場した初代3シリーズからずっと、BMW人気の中心を担ってきた中核モデルと言えるだろう。それは伝統的な2.0リッターの排気量を継承しながら、JC08モード燃費16.6.km/Lという環境性能と、最高出力135kW[184ps]/5,000rpm、最大トルク270Nm[27.5kgm]/1,250-4,500rpmというパワーを両立させた直列4気筒「ツインパワー・ターボ」エンジンや、8速「ステップトロニック」付きオートマチック・トランスミッションを搭載する現行モデルでも変わらない。

そんな人気モデルの320iに、BMWの最新技術による安全と快適さをより増す”大物オプション”、「BMWコネクテッド・ドライブ・プレミアム」および「ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」を特別装備した限定モデルが、 今回発売された「320i Core」だ。

BMWの最新モデルには、エアバッグが展開するような深刻な事故の際にコールセンターへSOSコールを発信したり、整備関連の情報を自動的にBMW正規ディーラーへ通知する通信機能「BMWコネクテッド・ドライブ・スタンダード」が標準装備されている。その車載通信モジュールを使った「BMWコネクテッド・ドライブ・プレミアム」では、さらに様々な機能とサービスが利用できるようになる。

例えば、車内からニュースや天気予報などの多彩な情報を閲覧したり、店舗やホテル、駐車場などの検索、位置情報の取得も可能(BMW コネクテッド・ドライブ・サービス ─BMWオンライン)。それは単なるインターネットの検索エンジンに頼るだけではなく、コールセンターのオペレーターが24時間365日、応対して情報を調べてくれる(BMWドライバー・サポート・デスク)。BMW専用アプリ「BMW Connected」をダウンロードしたスマートフォンと接続すれば、インターネット・ラジオやSNSなど、専用アプリ内のさまざまなコンテンツを車内で愉しめる(BMW コネクテッド・ドライブ・サービス ─BMW Apps)。ショッピングモールなどの広い駐車場では、オーナーの帰りを待つ愛車を、手持ちのスマートフォンを介して遠隔操作(BMWリモート・サービス)。半径1.5km圏内に駐車した車両の位置を地図で確認したり、夜間の駐車場ではヘッドライトを点滅させてクルマの位置を知ることができる。夏の暑い日などにはクルマに乗る前にベンチレーション(送風)を設定し、車内を快適な状態に保っておくことも可能だ。有効期限は3年間で、通常は6万1,000円のオプションであることを覚えておいていただきたい。

そして「ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」は、車両に搭載された前方カメラと前方レーダーで先行車両を検知し、先行車との車間距離を維持しながら自動的に加減速を行うアクティブ・クルーズ・コントロールに、さらに低速走行時に先行車が停止すると車両を停止させるところまで制御する機能も装備された。高速道路で交通の流れに合わせるだけでなく、停車と発進を繰り返す渋滞の中でも、ドライバーの運転負荷を軽減してくれる。こちらは11万5,000円のオプションだ。

ヴァイパーにダッジの名前が‼︎

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クライスラー・グループは今年のIMSAチュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権第3戦より、同グループのブランドの一つ、ダッジの伝統カラーを施した「ヴァイパー GTS-R」で参戦することを発表した。
「ヴァイパー」が最も輝かしい戦績を残したシーズンは2000年だろう。デイトナ24時間耐久レースを制し、ル・マン24時間耐久レースのGTSクラスで優勝。アメリカン・ル・マン・シリーズでは2年連続でタイトルを獲得した。

しかし、ダッジ「バイパー」の後継車として、2012年にSRT(ストリート・アンド・レーシング・テクノロジー)ブランドから登場したSRT「バイパー」は、近年のレース戦績がぱっとせず、今年のル・マンも出場を取りやめている。

そんな中、SRTモータースポーツはダッジ・ブランドの100周年を記念して、2000年当時と同じ「ヴァイパー・レッド」のボディに「レース・ホワイト」のストライプを入れたカラーリングと、ダッジのロゴを復活させると発表。この”スキン”を纏った2台のヴァイパー GTS-Rは、まず6月29日にワトキンズ・グレン・インターナショナルで行われる6時間レースに登場し、引き続き今シーズンのIMSAチュードル・シリーズに参戦する予定だ。

ちなみに最近のSRT ヴァイパー GTS-Rのカラーリングはこんな感じ。ボディカラーの変更によって、ヴァイパーが表彰台の常連に返り咲く日も近いかもしれない。なお、SRTブランドは今後、ダッジ・ブランドへ統合されることが決まっている。

アメリカ生産1号車

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メルセデス・ベンツが主力モデルの新型セダン「Cクラス」の生産を米アラバマ州タスカルーサの工場で行うと発表したのは2009年のこと。数年の準備期間を経て、ようやく6月18日(現地時間)にCクラスの第1号車が生産ラインを離れた。今回は、この記念すべき瞬間を、ファレル・ウィリアムスの大ヒット曲『ハッピー』のリズムに合わせ従業員たちが踊って祝福する様子をご紹介しよう。
地元の情報サイト『AL.com』が撮影しアップロードしたビデオでは、お祝いムード一色で、誰も彼もが”ハッピー”気分。メルセデスはこれで、北米で販売するベストセラー・モデルの価格をヨーロッパの為替変動から守ることができる。さらにこの新工場のある地域ではCクラスを製造するために1,000人の雇用が生まれ、税収が得られることになる。2本目の映像には、同工場で初めて完成したCクラスを見るためにやってきたアラバマ州知事のロバート・ベントレー氏のスピーチも収められている。

従業員たちがハッピーなのは、工場の先行きが明るいためでもあるだろう。現在このタスカルーサ工場では、プレミアムSUV「Mクラス」と「GLクラス」の組み立ても行われているが、2015年にはMクラスベースの “クロスオーバークーペ”といわれ、いまのところ「MLC」の名前で知られる新型モデルの生産も開始される予定になっており、生産台数はさらに増加する見込みだ。

貴重な車の本領発揮

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スーパーカーのオーナーには、そのクルマ本来の走りを見せてほしいものだが、残念ながら、そのほとんどは大事に保管されたままで走っている姿は滅多にお目にかかれない。ところが、これと正反対のことをやってのけるのが、YouTubeユーザーのTax The Rich(金持ちに課税を)さんだ。世界に名だたる高級車を使って、これまでに泥道でフェラーリ「エンツォ」を走らせたり、フェラーリ「F50」同士で綱引き対決をさせたりしている。
Tax The Rich氏は以前にもジャガー「XJ220」を登場させてとんでもないビデオを制作しているが、今回ご紹介する最新映像もまた凄い。同氏は、超レアなことで有名なジャガー「XJ220」をバーンナウトさせてタイヤから煙を出すだけでは飽き足らず、後輪を発火させてしまう。多くの人が楽しめること請け合いだが、中にはジャガー史上最速を誇る名車が無残な姿となることに、血の気が引く方もいるかも知れない

オーストラリア最後のフォード

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2016年10月にオーストラリアでの自動車生産を打ち切ることを発表しているフォードが、同国で展開してきた高性能車部門、フォード・パフォーマンス・ヴィークル(FPV)の最後のモデルとなる「FPV GT F 351」を発表した。
フォード・オーストラリアが製造した最もパワフルなロードカーになるこのモデルは、現行型「ファルコン」をベースに、最高出力471hp(351kW)、最大トルク58.1kgmを発揮するスーパーチャージャー付き5.0リッターのV8エンジンを搭載。この351kWという数字は、往年の「ファルコンGT」が搭載していた351ci(約5.8L)V8エンジンにちなんだものだという。しかし、残念ながらこのクルマの名前に含まれる”F”は「ファルコン」ではなく「ファイナル」を意味するそうだ。

同車にはその強力なパワーに加え、FPVが手掛けた「Rスペック」と同じサスペンションやブレンボ製ブレーキキャリパーが装着される。またルーフや側面、ボンネットにはブラックのラインが、ヘッドライト周りとサイドミラーにはグロスブラックのアクセントが施される。FPV GT F 351はオーストラリア向けに500台、ニュージーランド向けに50台が限定生産される。

ちなみにFPVはフォードのオーストラリア法人によって設立されたが、フォードは2016年に「マスタング」を同国の市場に投入するため、このパフォーマンス・ブランドを廃止することに決めたと言われている。

高いけど間違いないケイマンGTS

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ポルシェ「ボクスター」と「ケイマン」は、兄貴分の「911カレラ」を永久にジリジリと追い詰め続けるだろう。最新モデルの「GTS」がこの慣習を継承したことで、エンジンをミッドシップに搭載する元気の良いプラットフォームの矢筒に、もう1本の矢が加わることになった。
GTSの動力性能は、ベースになっているSモデルと比較して最高出力を15psだけ高め、0-60mphを0.1秒縮めたに過ぎない。しかし、ポルシェの巧妙なプロダクト・プランナーとエンジニア達は、彼らのやり慣れた方策で、ボクスターよりもケイマン GTSの方を、パフォーマンスを最優先するエンスージアストにとって魅力的なクルマに仕立て上げた。このことについては所感でもう少し触れよう。

スペイン・マヨルカ島のサーキット場「Circuito Mallorca RennArena」とその近くに位置するトラムンタナ山脈での試乗は、ポルシェがどのようにGTSを下位モデルのケイマンやケイマンSと差別化しているのかを浮き彫りにするものだった。

所感

ケイマンGTSの3.4リッター水平対向6気筒エンジンが生み出す最高出力340hpは、ベースのSモデルよりも僅かにアップしているだけだが(ボクスターGTSよりも10hp勝る)、標準装備される「スポーツクロノパッケージ」の「スポーツ・プラス」の設定にすると、エンジン、トランスミッション、シャシーが”迅速で機敏”から”カミソリの刃のように鋭く、アスリートのように強健”に切り替わる。GTSとSモデルを交互に試乗したわけではないので、0-60mphの0.1秒短縮が顕著に分かるかどうかは判断しづらいが、筆者の本能は「ノー」と言っている。

低回転域でも不安になるほどパワーが低いということはまったくない。しかし、パワーがピークに達する7,800rpmまで回転を上げると、ケイマン GTSの水平対向6気筒エンジンは勢いよく車体を押し進めたがり、積極的な音を轟かせる。

ボクスターならソフト・トップを下ろせば、エンジンの音色が変わり、内なる少年レーサーの心を満たしてくれる。そのGTSバージョンではリチューンされたエキゾーストのおかげで、その体験がより顕著に味わえる。しかし、ケイマンGTSには「サウンドシンポーザー」がラインナップで初めて導入されたため、ハードトップモデルでもエンジン・サウンドを楽しめるようになった。サウンドシンポーザーは「911」で採用されたシステムで、音響チューニングされたエンジンの吸気音をコックピットに響かせる。これによりケイマンGTSとボクスターGTSは今まで以上により一層速く感じられる。シフト・レバーのそばにある「スポーツ・エキゾースト」ボタンを押せば、サウンドのトーンが変調する。トップを下ろさなくてもグッと良くなったエンジン・サウンドを満喫できて最高だ。

ケイマンGTSは、市販車の中で一番と言っていいほどのダイレクトで瞬時に反応するハンドリング性能を持つ。わざわざサーキットに持ち込んで走らせなくても、純度の高いステアリング・フィードバックや路面に張り付くような感覚、直感的に反応するレスポンスの良さに心を打たれる。ボクスターはコンバーティブルとしては剛性がかなり高く、ボディが非常にしっかりしていると感じられるが、ケイマンGTSはそのルーフ構造の美徳によってシャープな感覚が一段と高まっている。

定期的にアマチュア・レースに参戦しているのでなければ、セラミック・ブレーキを選ぶ理由は2つだけだ。1つは、掃いて捨てるほどのお金を持っていること。もう1つは、ブレーキダストが心底嫌いなこと。標準装備のスティール製ブレーキは制動力が高くて感触も素晴らしく、フェード現象はほとんど見られない。

ダンパーの減衰率に変更はないが、サスペンションはケイマンSよりも10mm下げられている。重心位置が低くなったことで、GTSは少しだけ攻撃的な印象が増し、より腰が据わった感じがする。手動でも自動でも設定が変更可能なPASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)が装備されているおかげで、サスペンションは路面にくぼみがあってもスムーズな乗り心地をもたらしてくれるし、サーキットではしっかりとしたグリップを確保してくれる。

一般的なクルマと異なり、ポルシェではハードトップのケイマンGTSの方がコンバーティブルのボクスターGTSよりも高い値付けがなされている。車両本体価格はMT仕様が7万5,200ドル(約768万円)から、PDK仕様は7万9,160ドル(約808万円)。いずれもボクスター GTSより1,700ドル(約17万4,000円)ほど高い。(日本仕様の販売価格は税込み979万円で、ボクスターGTSより30万円高い)

そしてご想像通り、ベース価格に近い金額でケイマンGTSに乗ることは難しい。オプションで用意されているインテリアやトリムの誘惑が強いからだ。例えば、18ウェイのスポーツ・シートは 3,025ドル(約31万円)、サラウンド・サウンド付インフォテイメント は3,990ドル(約41万円)、コントラスト・ステッチが施されたGTSトリムは3,680ドル(約38万円)。さらにパフォーマンスもアップグレードが可能だ。トルク・ベクタリング は1,320ドル(約14万円)、セラミック・ブレーキは 7,400ドル(約76万円)。しかし、少なくともGTSモデルには、PASMやスポーツクロノパッケージ、スポーツ・エグゾースト、20インチホイール、PDLS(ポルシェ・ダイナミック・ライト・システム)、ブラック仕上げのトリムといった約1万6,000ドル(約164万円)相当の装備が標準で備わっている。

GTSは確かに高価だ。しかし、ケイマン・ラインナップの新しいフラッグシップとして、より磨き上げられたパフォーマンスを、日常的な使いやすさと一緒に提供してくれる。筆者は、ポルシェがこのプラットフォームをどこまで高めるのか、早く見たくてたまらない。だが、さらに高性能なモデルが発表されるまでは(GT3あるいはGT4との呼び名で噂が出ている)、GTSは明らかな高性能と日常的な快適性の間で、最も”スイート・スポット”に位置するモデルだ。

ジャガー発のクロスオーバー

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ジャガー・ランドローバー・ジャパンは17日、ジャガー史上初となるスポーツ・クロスオーバー・コンセプト「C-X17」を集まった報道陣に公開した。
2013年9月にフランクフルト・モーターショーで発表された「C-X17」は、ジャガー・ランドローバー・ジャパンの若林 敬市マーケティング・PRディレクターによれば「その市販モデルが日本の路上を走る日もそう遠くない」という、ジャガー初のクロスオーバー車を示唆すると同時に、今後発表されるジャガー各モデルの文字通り”基盤”となる、次世代アルミニウム製モノコック・アーキテクチャ「iQ[AI]」の「柔軟性を示す」役割も持つ。このiQ[AI]アーキテクチャは、まず2015年発売が予定されているプレミアムC/Dセグメントの新型セダン「XE」に採用されることがすでに発表されている。つまりジャガー・ラインアップの中では「最も小型でお求めやすい」4ドア・セダン(XE)から、全長4,718mm × 全幅1,959mm × 全高1,649mm、ホイールベース2,905mmというサイズのクロスオーバー車(C-X17)まで、多種多様なモデルを作り出すことができるということを言いたいわけだ。

アメリカ発のスーパーカー

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2011年に、米シェルビー・スーパーカーズ(SSC)社が公開したスーパーカー「トゥアタラ」(上の画像)。同社はついに、このマシンのための新工場をワシントン州ウェストリッチランドに建設する準備に入った。
同州の地元紙『Tri-City Herald』によると、新工場の建設計画は2011年から持ち上がっていたが、資金調達の遅れで延期になっていたという。しかし、先日、やっとその目途がつき、床面積約3,700平方メートルの新工場の建設が今年8月に開始され、2015年3月までには完成する予定だそうだ。SSCは、工場完成後の最初の1年はトゥアタラを1か月に1台のペースで生産するが、2年目からは従業員を増やし、2台/月まで引き上げたい考え。なお、納車が始まるのは、工場完成後にアッセンブリーラインの試験的操業を6か月間行った後になる見込み。当初の納車開始は2014年1月に予定されていた。

最高出力1,350hp、最大トルク176.9kgmを発揮するというトゥアタラは、プロトタイプの記録ではあるが0-200mph加速で16秒を切ったことがある。また、2007年には、同社が以前に製造していた「アルティメットエアロ」で、当時の市販車世界最速記録となる414km/hを叩き出しているだけに、トゥアタラの仕上がりに期待が高まる。